2017年12月11日月曜日
病魚の死後、解剖して分かる事
1つ前の記事「ベタの腹部の膨らみについて(解剖写真有り)」で私は病気のベタを解剖していますが、その結果ハッキリと分かる事があります。
ベタの病気には魚病薬、塩水浴、ココア浴などの民間療法では決して治せないものが存在すると言う事です。
治療手段が無いのです。
そういう病に罹ってしまったベタには何もせず、今まで通りの環境で最期まで飼ってあげるのが最善だと私は思います。
効果のない治療はベタにとってストレスでしかないのですから。
2017年12月6日水曜日
ベタの腹部の膨らみについて(解剖写真有り)
2015年11月12日にお迎えしたベタ(ダブルテール)の腹部の一部が2017年2月頃から膨らみ始めた。上の写真は2017年3月3日の状態。
膨らんだ部分は白っぽい色をしていた。
6月下旬。
腹鰭や尾鰭に穴が空き、鱗が逆立ち腹水が溜まる。
この個体は成長不良で小柄だった為、この頃には正常な体勢を保てず転覆してしまう事が多かった。
7月1日、亡くなる2日前。
2日には暫く食べていなかった餌を食べ、3日早朝に息を引き取った。
この異常に肥大した物が何かは分からない。昔は腫瘍だと思っていたが今は多発性嚢胞腎症ではないかと疑っている。
解剖後はグリセリン標本に。
▼メダカの多発性嚢胞腎症について
・メダカゲノムの解読
・生物科学DOKIDOKI研究室
2017年11月22日水曜日
ベタの口について気付いた事
ベタの口の中にもう一つ、鳥の瞬膜の様な口(?)がある事に気付いた。
上の写真はそれが閉じている状態。
開いている状態。
閉じた状態。
開いている状態。
観察をしているとずっとパクパクと開け閉めをしている。
鰓呼吸の為と、咀嚼中餌を吐き出してしまわないよう防ぐ為にある口だろうか?
2017年8月24日木曜日
私のベタの飼い方・ベタを掬う
ベタを掬う時、私は百均で買った容器を使用しています。
捕まえようと追いかけ回すと当然興奮して逃げ回るので追いかけない事がコツです。
ベタが水面付近、特に水槽の角にいる時、容器を静かに水中に沈めると簡単に掬えます。
この容器は水合わせや換水の時にも使えて重宝します。
2017年8月16日水曜日
私のベタの飼い方・飼育道具
▼水槽
20キューブ(20×20×20cm・水量約6リットル)と25cm水槽(25×15×24cm・水量約7リットル)を使用。
水量が多くない分、2~3日おきに1/3ほど換水しています。
初心者の方には30cm水槽(31×18×24cm・水量約10リットル)の方が水量が多く水質が安定するのでオススメです。
▼外掛けフィルター
▼外掛けフィルター
コトブキの「ミニフィットフィルター」を使用。
ベタは水流が苦手なのでHIモードではなくLOモードにして下さい。
フィルターは濾過の為ではなく水を循環させる目的で使用しています。
ジクラの「SODフード ベタ用」を愛用。
個体によって餌の量は変えていますが、だいたい1日1回、5~6粒あげています。
食べ残した餌や糞を取り除くのに使用します。
▼水温計
▼水温計
「観賞魚用水温計L」を愛用しています。
換水用の水を作る時に使います。
▼棒状温度計
▼棒状温度計
エーハイムの「4in1」かテトラの「コントラコロライン」を使用。
コトブキの「スポットファン103」を使用。
エヴァリスの「オートヒーター ダイヤルブリッジ」を使用。
ベタは熱帯魚なのでヒーターは必須です。
水温が25度程度になったらヒーターを稼動させて下さい。
水温が23度を下回ると白点病など病気に罹りやすくなり、最悪死にます。
水合わせや換水時に使っています。
▼土管や壷
▼土管や壷
ベタは狭い所・暗い所を好みます。
なので壷などを入れるとリラックスする様です。
私は「やちむんの里 読谷山焼北窯」の楊枝壷を愛用しています。
陸生の生き物を飼う場合「陸上の環境」を用意する必要はありませんが、水生の生き物を飼う場合は「水中の環境」を1から用意しなければなりません。
ベタは「コップでも飼える」と言われていますが、コップで飼おうものなら一月も生きていられないでしょう。
ベタを「消費」ではなく「飼育」するのであれば、きちんとした環境で飼ってあげて下さい。
ベタを「消費」ではなく「飼育」するのであれば、きちんとした環境で飼ってあげて下さい。
2017年4月11日火曜日
2017年1月2日月曜日
体の一部を失ったベタ
こちらは正常な時の様子(2016年10月18日撮影)
飼育環境は20キューブ水槽に外掛フィルターとヒーター(30W)を設置。水温26度。
2~5日おきに1/3換水をしていた。
飼育環境は20キューブ水槽に外掛フィルターとヒーター(30W)を設置。水温26度。
2~5日おきに1/3換水をしていた。
活発で餌食いも良い個体だった。
14日19時、症状が悪化し鰭の一部も溶けた事から細菌感染症の可能性がある為エルバージュで薬浴を開始。
高齢である事と、恐らく24時間の薬浴で治せる状態ではないと判断し、規定量ではなく薄めの薬浴を数日間続ける事にする。
頭部にも異常が。
15日12時。
新しく作った薄めのエルバージュ水で1/3換水。ジクラのSOD FOOD ベタ用と観パラDで作った薬餌を与える。以降この作業を毎日続ける。
餌食いはとても良く活発さも変わらないが、体の動かし方がぎこちない。
15日21時。
薬浴で弱った様子は見られない。
16日1時。
16日13時。
背鰭付近の鱗が剥がれかけている。
18日17時。
頭部は元通りになった。
毎日剥がれた鱗や組織が底に落ちているので水換えの度にスポイトで掃除する。
19日2時。
尻鰭の一部も溶け始めた。
19日23時。
白っぽくなっている部分は鱗が無くなっている。
鱗を失った部分と尾鰭は16日昼時点で既に壊死したものと考えられる。
患部から離れた体表に白い点が幾つもある事に気付く。
20日19時。
この日から換水用の水をエルバージュ&0.25%塩水に変更。
21日22時。
22日8時。
尾鰭のレイが落ちていた。
23日1時。
ついに尾鰭が無くなった。
体表の白い点はほぼ同じ場所(鱗の中心)にある事から、寄生虫の可能性は極めて低い。
24日24時。
0.25%塩水にして以降、白くモヤモヤした物が底に溜まる様になったので、この日から塩は使わない事に。
尾鰭を失ってもほぼ今まで通り泳ぐ事が可能だった。
26日、薬によるダメージの所為か普段より大人しかったので、薬浴も薬餌も止める事に。
この日から毎日真水で1/3換水。餌もSOD FOOD ベタ用をそのまま与える。
27日18時。
塩を抜いてからモヤモヤは発生しなくなった。
28日7時。
剥がれかけていた組織が底に落ちていた。
29日9時。
浮き袋を失いベリースライダーになってしまったので水深を8cmにし、日々の水換えは1/3から1/2へ変更。
31日14時。
2017年1月19日。
骨や筋肉が露出していた患部が塞がりつつあり、充血も落ち着いた。
※写真はレタッチしています。なので実際の患部はここまで真っ赤ではありません。
こんな体ですが、私が水槽に近付くと餌の催促をし、毎日病気に罹る前と同じ量の餌を食べています。
15日12時。
新しく作った薄めのエルバージュ水で1/3換水。ジクラのSOD FOOD ベタ用と観パラDで作った薬餌を与える。以降この作業を毎日続ける。
餌食いはとても良く活発さも変わらないが、体の動かし方がぎこちない。
15日21時。
薬浴で弱った様子は見られない。
16日1時。
16日13時。
背鰭付近の鱗が剥がれかけている。
18日17時。
頭部は元通りになった。
毎日剥がれた鱗や組織が底に落ちているので水換えの度にスポイトで掃除する。
19日2時。
尻鰭の一部も溶け始めた。
19日23時。
白っぽくなっている部分は鱗が無くなっている。
鱗を失った部分と尾鰭は16日昼時点で既に壊死したものと考えられる。
患部から離れた体表に白い点が幾つもある事に気付く。
20日19時。
この日から換水用の水をエルバージュ&0.25%塩水に変更。
21日22時。
22日8時。
尾鰭のレイが落ちていた。
23日1時。
ついに尾鰭が無くなった。
体表の白い点はほぼ同じ場所(鱗の中心)にある事から、寄生虫の可能性は極めて低い。
24日24時。
0.25%塩水にして以降、白くモヤモヤした物が底に溜まる様になったので、この日から塩は使わない事に。
尾鰭を失ってもほぼ今まで通り泳ぐ事が可能だった。
26日、薬によるダメージの所為か普段より大人しかったので、薬浴も薬餌も止める事に。
この日から毎日真水で1/3換水。餌もSOD FOOD ベタ用をそのまま与える。
27日18時。
塩を抜いてからモヤモヤは発生しなくなった。
28日7時。
剥がれかけていた組織が底に落ちていた。
29日9時。
浮き袋を失いベリースライダーになってしまったので水深を8cmにし、日々の水換えは1/3から1/2へ変更。
31日14時。
2017年1月19日。
骨や筋肉が露出していた患部が塞がりつつあり、充血も落ち着いた。
※写真はレタッチしています。なので実際の患部はここまで真っ赤ではありません。
こんな体ですが、私が水槽に近付くと餌の催促をし、毎日病気に罹る前と同じ量の餌を食べています。
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