2017年1月2日月曜日

体の一部を失ったベタ


2016年12月14日正午、2歳近くになるプラカット雄の尾鰭とその周辺の体表が充血し、鱗が若干逆立っている事に気付く。


こちらは正常な時の様子(2016年10月18日撮影)
飼育環境は20キューブ水槽に外掛フィルターとヒーター(30W)を設置。水温26度。
2~5日おきに1/3換水をしていた。
活発で餌食いも良い個体だった。


14日19時、症状が悪化し鰭の一部も溶けた事から細菌感染症の可能性がある為エルバージュで薬浴を開始。
高齢である事と、恐らく24時間の薬浴で治せる状態ではないと判断し、規定量ではなく薄めの薬浴を数日間続ける事にする。


頭部にも異常が。


15日12時。
新しく作った薄めのエルバージュ水で1/3換水。ジクラのSOD FOOD ベタ用と観パラDで作った薬餌を与える。以降この作業を毎日続ける。
餌食いはとても良く活発さも変わらないが、体の動かし方がぎこちない。


15日21時。
薬浴で弱った様子は見られない。


16日1時。


16日13時。
背鰭付近の鱗が剥がれかけている。


18日17時。
頭部は元通りになった。


毎日剥がれた鱗や組織が底に落ちているので水換えの度にスポイトで掃除する。


19日2時。
尻鰭の一部も溶け始めた。


19日23時。
白っぽくなっている部分は鱗が無くなっている。
鱗を失った部分と尾鰭は16日昼時点で既に壊死したものと考えられる。


患部から離れた体表に白い点が幾つもある事に気付く。


20日19時。
この日から換水用の水をエルバージュ&0.25%塩水に変更。


21日22時。


22日8時。
尾鰭のレイが落ちていた。


23日1時。
ついに尾鰭が無くなった。
体表の白い点はほぼ同じ場所(鱗の中心)にある事から、寄生虫の可能性は極めて低い。


24日24時。
0.25%塩水にして以降、白くモヤモヤした物が底に溜まる様になったので、この日から塩は使わない事に。



尾鰭を失ってもほぼ今まで通り泳ぐ事が可能だった。

26日、薬によるダメージの所為か普段より大人しかったので、薬浴も薬餌も止める事に。
この日から毎日真水で1/3換水。餌もSOD FOOD ベタ用をそのまま与える。


27日18時。
塩を抜いてからモヤモヤは発生しなくなった。


28日7時。
剥がれかけていた組織が底に落ちていた。


29日9時。
浮き袋を失いベリースライダーになってしまったので水深を8cmにし、日々の水換えは1/3から1/2へ変更。


31日14時。


2017年1月19日。
骨や筋肉が露出していた患部が塞がりつつあり、充血も落ち着いた。


※写真はレタッチしています。なので実際の患部はここまで真っ赤ではありません。



こんな体ですが、私が水槽に近付くと餌の催促をし、毎日病気に罹る前と同じ量の餌を食べています。